構造化データ マークアップ支援ツールの役割とは?

Googleの「構造化データ マークアップ支援ツール」とは、ウェブサイトのコンテンツ(商品、イベント、記事など)を検索エンジンが理解しやすい形式(構造化データ)に変換する作業(マークアップ)を、HTMLコードを直接編集せずに視覚的に簡単に行えるようにするGoogleが提供する無料ツールです。これにより、検索結果にリッチスニペット(星評価、価格表示など)を表示させ、ターゲット層であるユーザーのクリック率向上(SEO効果)が期待できます。

どのように利用するのか?実践ステップのご紹介

どのように利用するのか?実践ステップ

以下の手順で、今すぐ自院サイトの監査を行ってみてください。これは制作会社の仕事として捉えがちですが、自院のホームページが目的のターゲット層に検索ルートを辿って訪問されるかの重要なポイントです。納品物を検収する役割として捉えて継続して行ってください。

【Step1】GoogleツールへのアクセスとURL入力

Googleの提供する「構造化データ マークアップ支援ツール」

Googleの提供する「構造化データ マークアップ支援ツール」を開き、自院の「症例詳細ページ」や「Q&Aページ」のURLを入力します。

【Step2】データタイプの選択

データタイプの選択

ページの内容に合わせてタイプ(例: 記事、イベント、製品など)を選びます。最も近いものを選ぶようにしてください。病院・クリニックのホームページでは、症状についての解説ページや治療方法などを説明するページ内にその関連するQ&A集を作成することがポイントです。患者さんからの質問など「生の声」を収集するようGoogleフォームやスプレッドシートに蓄積してホームページに活用できるようにすると良いサイクルを作ることができます。

  • トップページ・医院情報 → 記事 or イベント
  • 施術ページ → 商品(またはサービス)
  • Q&Aページ → Q&A ページ

アイラボの支援するクリニックでは、患者からの「生の声」の収集のため、Googleフォームより簡単にスタッフがタブレットで入力できるように作成を行い、その蓄積されるデータをスプレッドシートで一覧にすることで、ホームページのQ&A集の活用やクリニックの改善点として患者の生の声を有効活用しております。

【Step3】タグ付け(AIへの翻訳)

タグ付け(AIへの翻訳)

画面左側にWebページが表示されます。マウスで該当箇所をドラッグし、項目を割り当てます。記事のタイトル、著者名、公開日、本文などをドラッグして選択し、表示されるプルダウンから「タイトル」「著者」「公開日」などを選びます。

  • 院名を選択 → Name
  • 施術費用を選択 → Price
  • 質問文を選択 → Question ここで、前述したMedicalClinicFAQPageに必要な要素を網羅します。

【Step4】HTMLの出力と実装

HTMLの出力と実装

「HTMLを作成」ボタンを押し、生成されたJSON-LDコードをコピーします。これを病院・クリニックのホームページを管理する制作会社に渡し実装してもらいます。(あるいは、WordPress等のサイト管理用ツールのヘッダーに自院のスタッフなどで管理している際には、埋め込みを行います。)

【Step5】リッチリザルトテストでの検証

実装後、「Google リッチリザルトテスト」にURLを入力し、検証します。

リッチリザルトテストでの検証

また、Googleの無償提供する「Google Search Console」でも同様のツール提供がありますので、そちらでの利用も可能です。既に自院のホームページにGoogle Search Consoleの紐づけがされている際には、直ぐに管理画面よりログインして利用が行えます。

  • Googleの提供する「Search Console 」URL
    Search Console のツールやレポートを使うことで、サイトの検索トラフィックや掲載順位を測定できるほか、問題を修正し、Google 検索結果でのサイトの注目度を高めることができます。
    https://search.google.com/search-console/about?hl=ja

合格基準について

  1. 「ページの構造化データに問題はありません」という緑色のチェックマークが出る。
  2. 検出されたアイテムに、意図したMedicalClinicFAQPageが含まれている。
  3. 「解析エラー」や「警告」がゼロであること。
Google リッチリザルトテストにURLを入力し検証

品質管理(QA)を念入りに行う重要性

「制作会社がやってくれているはず」という幻想は、改める必要があります。制作会社はデザインのプロではありますが、最新のAI検索アルゴリズムの専門家ではないケースがほとんどです。

自院のクリニックの情報が、AIによって正しくターゲット層に拡散されるか、それともデジタルの藻屑として無視されるか。それは、「リッチリザルトテスト」の緑色のランプが点灯するかどうかにも左右されます。

GoogleよりAIサーチを含めて主要な検索キーワードより上位ヒットやAI検索(AI Overview、AIモード、ChatGPT、Gemini)からのクリック数や集客につながる導線の強化を行うためには、重要な要素の一つとなります。これからはAIで貴院のコンテンツや記事を作成することも多くあるかと思いますが、しっかり重要な対策を行いながら、効果や意味のあるコンテンツを多く作成して集客の対策を自院で行えるようになることが重要になります。

是非とも今日から小さな一歩を踏み出してください。