中国患者とのオンライン診療実施して分かった注意点とは?

今回、オンライン診療の新たな取り組みとして、中国在住の中国人の患者とのオンライン診療を実施しました。今後、外国人の患者をオンライン診療される日本のクリニックも増えることと思います。その際に少しでもお役に立てればと思います。

今回の目的とは?

日本のインバウンドではなく中国在住の患者をオンライン診療することで、慢性疾患に悩む外国人患者を継続的な診療と処方薬の提供を行い日本のクリニックに新たな利益最大化の柱を構築する目的として実施しました。

なぜ日本人患者ではないのか?

外国人患者は、基本、自費でのオンライン診察となります。自費での診察は、日本のクリニックにとっても時間あたりの収益性は高くリスクもありますが、今後、外国人の診療を強化することで利益最大化を高める方法の一つです。

外国人オンライン診療メリットとは?

オンライン診療では、患者に対する手技を行うことができませんが、定期的な診察と処方を行う比較的安定的な患者もしくは、皮膚科などによる肌処方の診療・処方、肥満外来などの診療には利便性も高く継続率を高めた定期診療が行えます。

  1. 海外の患者を視野に入れたリピート診療の強化
  2. 自費診療による利益最大化への強化
  3. 予約の平準化、再診の効率化
  4. 患者の通院負担の軽減
  5. 患者の日常の様子、定期的確認の強化

注意点とは?

外国人相手のオンライン診療での注意点についてご説明します。

  1. 医療通訳の支援手配とコストの発生
    医療通訳の支援が基本必要となります。このコストが発生します。
  2. 事前問診内容の患者確認と翻訳
    医療通訳の支援と同様に外国人患者の問診手配など事前に情報把握するための人材手配・コストが発生します。
  3. 複数の決済方法の準備
    基本自費診療となりますが、診療代、お薬代などの決済にクレジットカード決済などの準備が必要になります。
  4. 診察情報が限定されること
    触診や詳細な観察ができず、適切な情報収集に限界があります。
  5. 機器や通信トラブルの可能性
    インターネット環境やデジタルリテラシーが必要で、サポート体制の整備が求められます。

実施手順の流れ

  1. 中国人患者の紹介企業との交渉・契約

    中国患者のオンライン診療の件数の総定数算出。疾患、持病確認。オンライン診療での対応範囲などの確認。クリニック導入実施を検討。

  2. 中国人患者、紹介業者向けウェビナーの開催

    クリニックの特徴やドクターの専門分野、診療方針などをウェビナーを開催しPRします。開催までの支援は紹介企業がメインとなって準備します。

  3. オンライン診療の院内IT環境の準備

    オンライン診療を行うためのクリニック内のインターネット環境、オンライン診療用PCの設定を行い準備をします。

  4. 外国人決済用のカード決済などの準備

    中国では通常のカード決済方法では、対応が難しい可能性があります。銀聯カード(ぎんれんカード・UnionPay)などの契約も必要となりますので追加契約を事前に行います。

  5. 事前問診のドクター共有と患者情報の事前確認

    紹介企業より患者の事前問診が共有されます。問診内容と共に患者の疾患、状況などの詳細の確認を含め患者への診療内容を検討します。

  6. 【診療当日】医療通訳との事前ミーティングの実施(30分)

    担当ドクターと医療通訳との事前ミーティングを行い患者情報、既往歴、問診内容の最終確認を行います。また、患者への診療内容と処方内容についても事前確認を行い準備します。

  7. 【診療当日】オンライン診療の実施(20分)

    担当ドクターと中国人患者とのオンライン診療を実施します。医療通訳を通じて診察を行い薬の処方、効果的なサプリメントなどの提案も行います。次回のオンライン診療の日程も調整します。

  8. オンライン診療終了後、処方薬の種類・容量の確認

    処方薬の種類・容量の確認を行い医療通訳を通じて中国患者に事前に確認を行います。
    最終的に承認を取り次第、海外配送の手配を行います。

  9. 海外配送 EMSでの郵送手配

    処方薬・サプリメントなどの一式を海外配送の手配を行います。先方の住所、連絡先等の情報は医療通訳より共有を受け準備をします。

  10. 海外配送完了後に紹介業者への完了メールの送信

    配送手配が完了しましたら、紹介業者へ処方薬・サプリメント等の梱包内容の写真、EMSの配送控えを写真としてメールで報告をします。

まとめ

手順として面倒と思われる箇所もあるかと思いますが、この受け入れ体制をクリニックで構築することで、中国患者の定期的な診療を行うことが可能です。オンライン診療でのリピート患者を増やしつつ利益最大化を図るための外国人の診療を増やすことは、新たな収益の柱を構築する重要な取り組みとなります。
また、中国患者は、日本に来られる機会も多く、来日の際にクリニックでのアンチエイジング治療などを受ける外国人も多くおります。外国人に選ばれるクリニックを今、この時期からスタートして3年後を見据えた新たな基盤構築を行えれば幸いです。
アイラボでは、中国人オンライン診療の支援の他に在日ベトナム人集客も2022年より行い美容クリニックへの施術までのコーディネート実績も多数ございますのでお気軽にご相談ください。

よくあるご質問

Q
中国の患者紹介企業はどのようにコンタクトできますか?
Q
医療通訳の手配はどのように行えますか?
Q
オンライン診療の準備がまだ整っていません。オンライン診療の導入のみ依頼はできますか?
Q
処方薬やサプリメントの配送時のパッキングや海外配送の手配など細かい部分も支援してもらえますか?
Q
カード決済の追加などに必要な提案・契約支援も行ってもらえますか?